私は大きな希望を抱き、なりたくて教員となったのに、途中からうまくいかないことばかりで、
３年目には「結婚したら辞めよう」「又は子どもが生まれたら辞めよう」と思っていました。

　そんな時ふとしたきっかけで天然酵母のパン作りに夢中になり、朝３時ごろ起きてはパンを焼き、学校に持っていく習慣ができました。

　教員４年目の春ごろ尊敬する食通の先生から「おまえ、これ店出せるぞ！！」とお墨付きをいただき、店舗出店を本気にし始めました。それから、小麦アレルギーの友人に米粉のお菓子を作ることなどを始めて、最終的には米粉のお菓子屋さんになろう！！と決めました。

　母がそんな姿を見てくれていて、「結婚する前でもいいから今すぐ辞めたら？」と言ってくれました。

　はじめはすごく迷いましたが、母の後押しもあり、思い切って退職することとなりました。ありがたいことにたくさんの先生が引き留めてくれましたが、「大好きなお菓子で起業するぞ！！」という私の熱い思いにはすでに火がついていたので、先生や子どもたちにも自分の想いを語り、新しいスタートを切りました。
　

　小学校教員の時「一人一人と寄り添うこと」「体育祭などの行事の計画」は得意分野で同時に大好きでした。
体育祭を大変だと感じる先生もいる中で、私は「毎日行事だったらいいのに…」と子どもみたいなことを思っていました笑
自分が考えた振付や企画の中で子どもたちが楽しんでくれることが一番嬉しかったです。

　振り返ってみると、教員のころから、「カウンセリング」「企画・運営」は大好きで得意分野だったのですね…。

　


　

　いざ、起業したはいいものの、起業のいろはを知らずに始めたのではじめは散々でした。
　
　お菓子の味には自信がありましたが、値段のつけ方、売り方、魅せ方などをもっと勉強しておけばよかったなと後悔していました。
しかし、こうして今皆様に語るための体験だったのだと思っています。
　
　1年間で「お菓子はすぐに完売」というところまで成長しましたが、売上は上がるものの利益は年間を通して０。徹夜して作ることもあり、だんだんと疲弊してきました。

　
　例えいい商品があってもやり方を間違えれば続けられません。私が失敗してきた経験もたくさんお話させていただければと思います。

　「働きたくてしょうがない！でも自分の時間もたっぷりある！」そんな世界を皆様にも体験していただきたいと思い、この起業塾をつくりました。